大阪湾でよく釣れるのはマダコが多い。刺身の定番となっているのは、ミズダコの方だが、それはマダコよりも柔らかく食感がよいから。
味はマダコの方がずっと美味しい。新鮮なものであれば生ダコの刺身が極めてうまい。大きめの吸盤のみを切り離し、わさび醤油で食す。
刺身以外のタコ料理は、「どうすれば柔らかくなるか」がポイント。
生のタコを大根で軽くたたき繊維を潰す方法や、茹でるときに大根を入れるという方法がある（大根は捨てる）。
また、タコのぬめりは水洗いで丁寧に取る。ぬめりが残っているまま料理をするとアクがでてしまう。最初は水洗い（大根おろしを使ったりもする）で 仕上げは塩で取る。茹でる時は、あまり茹ですぎると硬くなるので注意。ひとつまみの塩を入れた沸騰した湯に、足先から徐々に 足が丸まっていくのを見ながら、最後はドボンと（5分程度）。茹で上がったら、ざるに入れ流水にさらす。